企業にとって人材は最も大切な財産である。終身雇用形態から脱却した我が国の 企業における人材教育のあり方等を概説する。
一言で言えば「所属する会社の企業価値を高めることに貢献できる人」であり、 人材(働き手としての材料)→人在(存在感)→人財(企業の財産)にまで高めること が重要である。そのために企業は人材の育成に多額の資金をつぎ込んでいるので ある。中途採用や転職等で、終身雇用体系が崩れて労働流動性が増したと言われ る時代にあっても、人材育成は企業成長・存続に不可欠な要素なのである。
一方では企業は、グローバル化の厳しい競争を生き抜くために即戦力も求めてお り、個人の自発的投資による自己啓発・自己研鑽でのスキルアップが重要になっ ている。
人間の行動モデルには 2 種類の考え方がある。
事業部制、カンパニー制、持ち株会社制 等
さらに内部的に・・・部・課・係制、グループ制、フラット化組織、PJ制 等
これらの中で、効率的、機動的に動くことができ、迅速かつ正確な情報伝達のできる
ことが , 危機管理上重要になる。
企業文化、社風とも呼ばれ、これを良い方向(従業員のやる気を引き出して企業価値 を高めること)に持っていくために、さまざまな意識改革が実施される。
職務知識、企画創造力、理解力、正確さ、迅速さ、折衝説得力、指導力、積極さ、責 任感、役割意識、先見性、決断力、統率力、意欲と勇気、人望、外部指向、コミュニケ ーション、集団親和 等々
組織目標の設定、仕事(技術・知識)の組織化、部下の活用・育成、業務の革新・ド キュメンテーション、指揮・統制、技術予測と目標設定 等々
協調性、謙虚さ、明朗さ、綿密性、倫理観、情緒の安定性 等々
特別(目安なし)、抜群(5%)、優秀(15%)、良好(70%)、要努力(1 0%)、例外(目安なし)